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年金分割

2004年に成立した年金改革関連法により、年金分割制度が実現しました。

■年金分割制度とは

サラリーマンは通常、厚生年金に加入し、基礎年金と報酬比例の年金を与えられます。

例えば、サラリーマンと専業主婦の夫婦が離婚した場合、従来では、妻は基礎年金部分についての年金は受給できるものの、報酬比例部分は夫の権利であるので、当然には妻に渡ることはありませんでした。

年金分割制度が導入されたことにより、妻はこの報酬比例部分の一部を取得する権利を手に入れることが可能になりました。

■年金分割の種類

年金分割の種類には2種類あります。

・合意分割

合意分割とは、離婚時の夫婦の合意によって、報酬比例部分の分割をするものです。
分割割合の上限は2分の1です。

合意がまとまらない場合には、裁判所の審判等によって分割割合が決められるが、裁判所は特段の事情がない限り、原則2分の1という判断を行っています。

・当然分割

当然分割は、国民年金の3号被保険者(専業主婦など)のみを対象としたものであり、この場合には報酬比例部分につき、当然に2分の1の分割がなされます。

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